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手打ちとカオス人形

手打ちとカオス人形、あんまり内容の分からないタイトルですね。
goo辞典 によると、カオスというのは、 「初期条件・境界条件を定めると以後の運動が決まるような簡単な系であっても、初期条件のわずかな差で大きく違った結果を生ずるような現象。」 のことです。
難しいので、かなり噛み砕いて言うと、 カオスとは、毎回異なった動きをすることです。
そして、カオス人形とは、毎回異なる動きをする人形のことです。 (2重、3重に振り子を付けて形作っただけの人形です)

見た目が結構気持ち悪いので、図は載せないで文章で説明しますが、 カオス人形は、人間に見立てた首、肩、腕、股関節、足のそれぞれの部分が分岐しながら振り子になって、 回転させると毎回異なった回り方をするというものです。

ここで重要なことですが、 実は人間の体も、全くもってカオス人形と構造が似ている わけです。
人間の手や足の関節も、カオス人形と同じで、様々な方向に動くことができます。
つまり人間は、毎回異なったスウィングを出来る体であると同時に、 毎回異なったスウィングをしてしまう生き物なわけです。

手打ちだと何がいけないのか?

よく、「手打ちはいけない」とただただ言われていますが、 手打ちをすることによって最も有害なことは、 手打ちスウィングをすることによって、毎回同じスウィングを行うことが出来ないから です。

毎回同じスウィングを出来ないと、当然毎回同じ球を打つこともできなくなってしまいます。
コースの戦略を立てたら、その戦略通りのショットをしなければいけませんが、 毎回同じ球が打てない場合、戦略を立てても、その戦略を遂行することができなくなります。

「ティーショットを打つ前はパーで上がろうと思っていたのに、 上がってみたらボギーになってしまっていた」なんていうのは、 まさにこの、戦略を遂行できなかったことが原因です。

そして繰り返しますが、戦略を遂行するためには、 毎回同じスウィングが出来なくてはなりません。

どうすれば毎回同じスウィングができるのか?

毎回同じスウィングをする答えを先に言ってしまうと、 カオス人形であることをやめる わけです。
つまり、色々な方向に動く手や足を、 適切な方向にしか動かないように固定しながらスウィングを行うのです。

例えば、 正しいグリップ正しいスタンス右脇を閉める肩から先の筋肉は使わない、 などです。
どれをとっても、一見、ボールにインパクトする部分とはあまり関係ない部分のように思えますが、 これらの正しい連動によってのみ、正しいインパクトを迎えることができるわけです。
逆に、どれか1つでも不適切な場合には、正しいインパクトを迎えることが出来ません。

にもかかわらず、 スウィングをさほど意識しなくてもある程度練習をすれば球に当たるようになるのは、 カオスであることを止めた結果では決してなくて、 「正しいグリップ、正しいスタンス、右脇を閉める、肩から先の筋肉は使わない」 等の基幹部分で発生した不具合を、手先で修正してなんとかやりくりした結果 なのです。

このことを認識して練習を行うことで、いくらか手打ちの予防ができるのではないでしょうか。

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